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起業・経営

事例をどうやって活用するか?

公開 : 2014.08.11

前回は「事例を鵜呑みにしてはいけない」という話をしました。事例を参考にしながら、自分達のプランや進め方に活かしていくのは良いことだと思います。先人の知恵を活かすということでしょう。その活かし方について、非常に幅の広い活かし方があるのですが、それを気づいていない人も多くいる印象です。今日はその活かし方の一例を示してみたいと思います。

題材として、弊社の一番新しい事例である光文書院さんの事例をモデルにしてみたいと思います。
https://ncdc-02-wp.grgr.blue/showcase/kobun01.html
こちらの事例を読んで、何の事例だと考えることができますか?
よくあるのが
「教育・出版業界のスマートデバイス活用事例だ」というものです。
もちろん、ドンピシャ、その通りです!
しかし、それだけでは、こちらの事例から得られるヒントとしてはもったいないです。
上記以外に
・Agile手法を用いた短期開発の事例
・Windowsタブレットでの手書き認識エンジンを活用した事例
・PhoneGapの適用可能性を検討した結果からPhoneGapではなく、TideSDKを利用した事例
・システム専任の部門ではなく企画部門とコラボレーションして進めたシステム構築の事例
・児童といったITリテラシーの高くない方でも使用するためのUXを活用した事例
・紙とデジタルの併用による効果を発揮しているビジネス事例
など、ざっと挙げてもこのくらいの別の切り口の事例として見ることもできるのです。
もちろん、数が大切なのではなく、自分が検討しているプロジェクトと接点があるものを探すことが最も大切になります。その場合は自分のプロジェクトと事例を帰納法を使って共通点を導くことになります。共通点を導くためには、ここまで説明してきたように、事例に対して、多くの切り口を発想できるようにする必要があるのです。多面体は見る方向によって様々な形に見えると思います。事例を読む場合でも、多面体を見ているように様々な切り口から見てみることです。
ぜひ、このコラムをお読みの方は「うちと同じ業種の事例を持っていないからダメだ」などと狭い思考にならずに、一つの事例からでも有益なヒントを導出できるようになって、プロジェクトの成功確率を高めていただければと思います。
早津俊秀

この記事を書いた人

早津 俊秀
NCDCのCEO/ビジネスアーキテクト。元グロービス経営大学院客員准教授。ITとビジネスの広範囲な知識、経験を活かしたコンサルティングを得意とする。日本BEAシステムズ(現日本オラクル)にてコンサルティング部門の立ち上げを行い、 SOAの草分けとして日本最初のSOA書籍を執筆。講演実績も多数。

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